フられた確率100%


今日はいつもより長く書きます


すごいよ!!マサルさんというマンガがある
結構有名な作品なので読んだことのある人も多いだろう
それでマサルさんの中にアフロ君というキャラが出てくる
彼、かなりのガリ勉キャラ


何巻だったかは忘れたが
そのアフロ君がモエモエさんに告白する回がある
まぁあっさりとフられるわけだが
アフロ君はガリ勉らしくその現象を分析しだし
出た結論が
「フられた確率100%」
である


もちろん笑いどころとして描かれているわけだが
この「フられた確率100%」という概念が
自分の中で意外と大切なものになっている


夜回り先生』で有名な水谷修
中高生向けのとある講演会で最後に言った

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君たちはすごい確率の中で生まれてきた
受精する精子は何万分の一の確率で選ばれる
お母さんとお父さんがいなければ生まれてくることがなかった
そのお母さんとお父さんも
そこまで続いてきた先祖代々がなければ存在しえなかった


そんな奇跡みたいな確率で君たちは生まれてきたのだから
命を粗末になんてしちゃいけない
自殺なんて考えちゃいけない
生きろ

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実際に自分で聴いたわけではないのでこの通りの言葉ではないが
とにかくそんなような内容の話をしたそうだ


でもそんなの詭弁だ
たとえ奇跡的な確率で自分が生まれてきたのだとしても
生まれた確率100%
なのだ
自分が存在している確率も
自分が苦しんでいる確率も
100%なのだ

起こってしまったことに確率論なんて通用しない
たとえ自分が生まれる確率がどんなに低いものであったとしても
生まれてしまえば100%自分自身
ほかの可能性に苦しみを押し付けることなんてできるはずがない


自殺がいけない理由としてよく言われることではある
でもこれでは何の説明にもなっていない
自分の価値を見失っている若者への慰め程度にしかならない


死を選ぼうとする人に対し
もっと他の言葉で考えなおしてもらいたい


そんなことを考える月曜4限の授業だった